歴史の趣きが感じられる京都へのお出かけを考えているのなら、
魅力いっぱいの手作り市が開かれているときに出かけてみるのも良いかも知れません。
毎月15日、京都にある知恩寺の境内では「百万遍さんの手づくり市」という催しが行われています。
とはいえ手作り市に出かけたことがない場合には、具体的にどのようなことが行われているのか
分からないこともあるかも知れません。
この催しでは様々な参加者が出店し、それぞれのハンドメイド作品やアート、
食べ物など手作りのものを売る場となっています。
初めて知恩寺の境内で手作り市が開かれたのは1987年のことでした。当時は数件ほどの出店数しかなかったことも少なくなかったといいます。
しかし次第に評判を集め、5年後には毎回50を超える出店数となりました。
現在では申込者が多数となるため、事前に申し込みをして抽選に当たらなれば出店できないほどになっています。
ハンドメイド作家にとっては、自分の作品を通じて他の人との交流の場になっています。
一般の来場者にとっても様々な手作りの雑貨や小物、食べ物などのお買い物を楽しむことのできるイベントです。
毎月行われているので、出かけてみてはいかがでしょうか。
百万遍さんの手づくり市の人気の理由
京都はもともと観光客に人気の高いエリアですが、「百万遍さんの手づくり市」が開かれる時には
知恩寺の境内もとても賑わいを見せています。ハンドメイド作品が好きだという人の中には、
このイベントを目的として遠方からはるばる京都を訪れる人もいるほどです。
それほどまでにこの百万遍さんの手づくり市が愛されている人気の理由は、色々な手作りの品を
手に入れることが出来るということが挙げられます。その時々で出店されるお店は異なりますが、
こだわりが感じられるパンや手作りのドリンクでお腹を満たすこともできることが多いです。
また作家のセンスが光るファッションアイテムや焼き物、お洒落な石鹸などとの出会いが見つかる可能性もあります。
それからお寺の境内に、それぞれの作家による手作りの小さなお店が並んでいるという、
温かみのある雰囲気そのものもまた魅力となって人気を集めています。
もともとこのイベントは、素人の方による手作り作品を発表する場として誕生しました。
長年続いている催しでありながら、店の場所を固定にすることなく新規の人も昔から参加している人も
気軽に出店できるところが雰囲気の良さに繋がっているのかも知れません。